9つの情趣(ナヴァ・ラサ)
2008.08.25 Monday
・シュリンガーラ(恋愛)
・ヴィーラ(勇猛)
・ビーバツァ(嫌悪)
・ラウドラ(怒り)
・ハースヤ(笑い)
・バヤーナカ(恐れ)
・カルナ(悲しみ)
・アドゥブタ(驚き)
・シャーンタ(寂静)
。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,
まず、上記の9つを眺めてみると、
私たちが普段感じる様々な感情であることがわかります。
ですが、これらを9つの「ラサ」といった時には、
単純な「感情」とは別のことなのではないだろうか?
といった疑問が起こりました。
そこで、「ラサ」を辞書で調べてみたところ、
たくさんの意味が見つかりました。
果汁とか、何かの最上の部分、精髄、エッセンスなど、
あるものの最も純粋で成分が凝縮されたもの、というイメージです。
また、「味」という意味もあり、
その場合は食べ物の6種の味があげられます。
(これについてはまた別トピで)
以上のような「ラサ」のイメージから考えると、
「ナヴァ・ラサ」という場合には、「感情」のうちでも、
もっと純粋な凝縮された特別な感情のことを指しているような気がしたのです。
ところで、「感情」を表す単語は、
「ラサ」とは別に9つ(時に8つ)の「スターイバーヴァ」というものがあります。
これは「基本感情」といわれています。
・ラティ:愛の悦び
・ハーサ:笑い、陽気さ
・ショーカ:憂い
・クローダ:怒り
・ウトゥサーハ:力強さ
・バヤ:不安
・ジュグプサー:嫌悪
・ヴィスマヤ:驚き
・(シャマ):落ち着き
順序は違いますが、冒頭のナヴァ・ラサとの対応がよくわかります。
(順序は『モニエル梵英辞典』の記述順に従っています)
ちなみに、スターイ(スターイン)は、「永続的な絶え間なく続く」という意味で、
そうした心の状態をスターイバーヴァといいます。
バーヴァは動詞語根ブー(なる、存在する)からの派生語なので
これは管理人の解釈ですが、常に心の中に存在する状態→日常的な感情
となったのではないでしょうか。
スターイバーヴァの8つの感情は特に意識することもなく
心の中に勝手に生まれては入れ替わっていきます。
突然怒りを感じたり、一目で恋に落ちたり、いきなりおかしくて笑ったり
という経験は、誰にでもあることでしょう。
それに対して、「ラサ」はもっと増幅され、凝縮され、洗練された
感情の精髄なのではないかと考えました。
初めの方で、「ラサ」には食べ物の味という意味もあると書きましたが
その場合、ラサは舌という知覚器官で味わう、いわば味覚の対象です。
それに対して、感情のラサは、マナス(意識、またはマインド)が
感じて楽しむ対象としての「味」なのではないでしょうか。
「ナヴァラサ」は、インドにおいて舞踊、演劇、文学、音楽、美術、詩など
芸術作品には欠かせない感情表現とされています。
私たちは、映画や演劇を鑑賞する時
「コメディー」「恋愛」「悲劇」「アクション」「ホラー」などにジャンル分けして、
それらの中に表されている様々な感情を楽しみます。
このように芸術の中で、感情は作られ、
より純粋な形で表現され、それを「心」が「味わ」います。
ゆえに、日常的感情のスターイバーヴァとは区別されて
「ラサ」といわれるのだという結論となりました。
・ヴィーラ(勇猛)
・ビーバツァ(嫌悪)
・ラウドラ(怒り)
・ハースヤ(笑い)
・バヤーナカ(恐れ)
・カルナ(悲しみ)
・アドゥブタ(驚き)
・シャーンタ(寂静)
。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆。・:*:・゚★,
まず、上記の9つを眺めてみると、
私たちが普段感じる様々な感情であることがわかります。
ですが、これらを9つの「ラサ」といった時には、
単純な「感情」とは別のことなのではないだろうか?
といった疑問が起こりました。
そこで、「ラサ」を辞書で調べてみたところ、
たくさんの意味が見つかりました。
果汁とか、何かの最上の部分、精髄、エッセンスなど、
あるものの最も純粋で成分が凝縮されたもの、というイメージです。
また、「味」という意味もあり、
その場合は食べ物の6種の味があげられます。
(これについてはまた別トピで)
以上のような「ラサ」のイメージから考えると、
「ナヴァ・ラサ」という場合には、「感情」のうちでも、
もっと純粋な凝縮された特別な感情のことを指しているような気がしたのです。
ところで、「感情」を表す単語は、
「ラサ」とは別に9つ(時に8つ)の「スターイバーヴァ」というものがあります。
これは「基本感情」といわれています。
・ラティ:愛の悦び
・ハーサ:笑い、陽気さ
・ショーカ:憂い
・クローダ:怒り
・ウトゥサーハ:力強さ
・バヤ:不安
・ジュグプサー:嫌悪
・ヴィスマヤ:驚き
・(シャマ):落ち着き
順序は違いますが、冒頭のナヴァ・ラサとの対応がよくわかります。
(順序は『モニエル梵英辞典』の記述順に従っています)
ちなみに、スターイ(スターイン)は、「永続的な絶え間なく続く」という意味で、
そうした心の状態をスターイバーヴァといいます。
バーヴァは動詞語根ブー(なる、存在する)からの派生語なので
これは管理人の解釈ですが、常に心の中に存在する状態→日常的な感情
となったのではないでしょうか。
スターイバーヴァの8つの感情は特に意識することもなく
心の中に勝手に生まれては入れ替わっていきます。
突然怒りを感じたり、一目で恋に落ちたり、いきなりおかしくて笑ったり
という経験は、誰にでもあることでしょう。
それに対して、「ラサ」はもっと増幅され、凝縮され、洗練された
感情の精髄なのではないかと考えました。
初めの方で、「ラサ」には食べ物の味という意味もあると書きましたが
その場合、ラサは舌という知覚器官で味わう、いわば味覚の対象です。
それに対して、感情のラサは、マナス(意識、またはマインド)が
感じて楽しむ対象としての「味」なのではないでしょうか。
「ナヴァラサ」は、インドにおいて舞踊、演劇、文学、音楽、美術、詩など
芸術作品には欠かせない感情表現とされています。
私たちは、映画や演劇を鑑賞する時
「コメディー」「恋愛」「悲劇」「アクション」「ホラー」などにジャンル分けして、
それらの中に表されている様々な感情を楽しみます。
このように芸術の中で、感情は作られ、
より純粋な形で表現され、それを「心」が「味わ」います。
ゆえに、日常的感情のスターイバーヴァとは区別されて
「ラサ」といわれるのだという結論となりました。





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